釧路工業高が創立８０周年記念式典　人づくりの教育活動を　９１２人が節目の年祝う

（学校 2019-10-29付）

産業界に寄与する人材育成を進めていくことを誓った

　【釧路発】釧路工業高校（金谷秀幸校長）の創立８０周年記念式典が１９日、同校体育館で挙行された。全日制・定時制合わせ在校生７１６人、教職員８８人はじめ、歴代校長や歴代ＰＴＡ会長、卒業生など９１２人が出席し、節目の年を祝った。あいさつに立った金谷校長は「校訓である誠実・勤勉のもと人づくりの教育活動を進めていきたい」と、決意を新たにした。

　同校は、昭和１４年に北海道庁立釧路工業学校として開校。昭和２５年に現在の校名に改称し、産業界の発展に寄与する人材の育成に貢献してきた。これまでに２万１千人を超える卒業生を輩出している。

　式典では、はじめに金谷校長があいさつ。「８０年の歴史の中で、各界で活躍する多くの先輩たちがいることを誇りに思ってほしい」と呼びかけた。

　来賓として、道教委の鶴羽佳子委員、釧路市の蝦名大也市長が祝辞を述べ、これまで同校が社会に果たしてきた役割に敬意を表した。

　協賛会からは、歴代校長やＰＴＡ会長、部活動や健康教育活動に貢献した関係者に感謝状が贈られた。

　また、同校１期生で、現在９５歳の黒沼友一さんが寄せた祝文を披露。後輩が活躍する姿に心を躍らせていることを伝えた。

　全日制、定時制それぞれの生徒会長は「８０年にわたって受け継がれてきたバトンをしっかりと後輩たちにつなげていきたい」「今後も釧工の名に恥じない行動をしていき、充実した学校生活を送る」と語った。

　式典前に行われた記念講演会では、「Ｗｅ　ａｒｅ　シンセキ」を合言葉として教育・地域問題などに取り組んでいるレモンさんこと山本シュウさんが「夢を叶えるために！２つのコミュニケーション力ＵＰ！」と題し、コミュニケーション能力の重要性を説いた。

(学校 2019-10-29付)