帯広工業高が見学会参加　巨大な現場を間近で　機械設備など理解深め

（学校 2019-10-30付）

　【帯広発】帯広工業高校（稲津誠校長）は９月下旬、帯広空調衛生工事業協会が主催する現場見学会に参加した。電子機械科の１年生４０人が２現場を見学。建築現場における機械設備などの施工の様子を見て回り、建設業界および空調衛生設備工事業について理解を深めた。

　同協会は、１９９７年に帯広工業高に電子機械科「設備システムコース」が新設されて以来、現場見学会をはじめ同校に様々な協力を行っている。

　今回は、帯広市新総合体育館と帯広消防署柏林台出張所の２現場を見学し、生徒は機械設備について学習した。

　見学会の冒頭、帯広空調衛生工事業協会の西藤博行会長があいさつ。

　「建設業は地図に残るやりがいのある仕事。帯広でこのような大きな現場を見ることができるのは貴重な機会なので、これを機に業界に興味をもってもらいたい」と話した。

　はじめに訪れた新総合体育館の現場では、２班に分かれて見学。アリーナや機械室、クーリングタワーなど各施設の機械設備を見て回った。

　現場担当者から「体育館は災害時の避難場所となるので、機械設備も通常より強固につくられている」「空間が広く火災時はスプリンクラーだけでは足りないので、放水銃が炎を検知して火元に放水する」などと説明を受けた。

　生徒たちは巨大な建設現場における機械設備の機能についてなど盛んに質問し、知識の習得を図っていた。

(学校 2019-10-30付)