苫小牧西高が創立１００周年　新世紀へ発展を願う　記念式典･セレモニー挙行

（学校 2019-10-29付）

生徒や現旧教職員など６５４人が出席し節目を祝った

　【室蘭発】苫小牧西高校（田邊裕二校長）の創立１００周年記念式典・記念セレモニーが１０月中旬、苫小牧市内のグランドホテルニュー王子で開かれた。在校生、現旧職員、同窓生など合わせて６５４人が出席。同校の１００年の歴史を振り返りながら新たな世紀への発展を誓った。

　同校は大正８年に苫小牧町立女子実業補修学校として開校。昭和２８年に現校名に改称、平成２年に商業科を苫小牧総合経済高校に分離し全日制普通科高校となった。

　苫小牧市内の高校で最も長い歴史と伝統を有し、これまでの卒業生は２万４０００人を超える。道内のみならず、全国各地の第一線で活躍し、社会に大きく貢献している。

　式典には、来賓として道教委の佐藤嘉大教育長、胆振教育局の佐野秀樹局長、苫小牧市の岩倉博文市長、苫小牧市教委の五十嵐充教育長、姉妹校の中国秦皇島市実験中学校の馬慶栄校長らが出席した。

　田邊校長は「これまで築き上げてきた歴史と伝統を大切にし、教育の不易と流行を深く考えながら研鑚と実践を重ね、つぎの世紀に向けての第一歩を力強く踏み出したい」と式辞を述べた。

　続いて、創立１００周年記念事業協賛会の田村雄二会長、佐藤教育長、岩倉市長があいさつした。

　在校生代表の高野愛海さんは、「これからもこの苫小牧西高の歴史と伝統を継承しながら、有意義な高校生活を送っていきたい。そのことが西高のますますの発展につながると信じている」と述べた。

　式典後は、生徒会主催の記念セレモニーを実施。高校の紹介や吹奏楽部の演奏、実験中学校生徒のあいさつのほか、卒業生でシンガーソングライターのｓａｃｈｉさんが１００周年オリジナルテーマソングを披露し、会場は大いに盛り上がった。

(学校 2019-10-29付)