道　私学教育功績者表彰の受賞者

（学校 2019-10-30付）

　道の令和元年度道社会貢献賞（私学教育功績者）受賞者の功績概要はつぎのとおり。＝敬称略＝

▼倉田惠（学校法人経専学園理事長）

　道保育総合専門学校の事務長、札幌ビジネスアカデミー専門学校の部長職として勤務ののち、学校法人経専学園の理事、常務理事、専務理事を経て、現在は同法人理事長として、永年にわたり職業専門分野の教育の充実と発展に貢献している。

　この間、専門学校における実践的かつ専門的な職業教育を実施するために、企業、団体との連携体制の確保強化を進め、教育の質の向上に努めるなど、即戦力の専門的人材の育成に尽力している。

　また、道私立専修学校各種学校連合会役員として、職業体験の機会に恵まれない中学生や高校生を対象とした職業講話や職業体験講座を実施するなど、キャリア教育の振興に努めてきたほか、全国学校法人立専門学校協会理事、道学校法人立専修学校協会会長を歴任し、本道の私学教育および専修学校教育の振興発展に果たした功績は顕著である。

▼近藤宏（学校法人美心学園理事長、認定こども園花川わかば幼稚園園長）

　北海道日産自動車㈱に勤務後、花川わかば幼稚園（現認定こども園花川わかば幼稚園）の事務長、同園副園長、学校法人菅原学園（現学校法人美心学園）の理事を経て、現在は同法人理事長および同園園長として、永年にわたり幼児教育の充実と発展に貢献している。

　子どもたちの自主性や主体性を重んじ、子どもたちが自ら主体的・積極的に成長しようとする力を伸ばすことを大切にした活動に取り組み、発達の基礎となる力を培う環境づくりを熱意をもって実践している。

　また、道私立幼稚園協会理事、全日本私立幼稚園連合会理事および全日本私立幼稚園幼児教育研究機構理事を歴任するなど、本道のみならず全国的な見地からも私学教育および幼児教育の振興発展に果たした功績は顕著である。

▼堀水享（学校法人北海道立正学園理事長）

　共同通信社に入社後、同社記者、高知支局長を経て、学校法人道立正学園理事長に就任し、永年にわたり高校教育の充実と発展に貢献している。

　新聞記者時代の経験など豊富な知識をもとに私学経営に当たり、私学の特色を生かした多彩な教育実践を取り入れ、道内唯一の私立総合高校として多くの優秀な人材を道内外に送り出している。

　また、道私立中学高校協会理事、道私学退職金社団監事、道私学振興基金協会理事など私立学校関係団体の役員を歴任し、本道の私学教育および高校教育の振興発展に果たした功績は顕著である。

▼松田賢一（函館短期大学教授）

　函館医療保育専門学校教員、函館大学体育非常勤講師として勤務後、函館短大保育学科の専任講師となり、准教授を経て、現在は同大学教授として、永年にわたり高等教育の充実と発展に貢献している。

　保育士不足が社会的な課題として認知される中、時代の流れを先取りして、保育士の育成に情熱をもって取り組むとともに、全国保育士養成協議会においては、北海道ブロックの事務局長や研究大会の企画委員として中心的な役割を果たし、事業を成功に導いた。

　現在も全国保育士養成協議会常任理事および全国保育士養成協議会道ブロック協議会会長を務めるなど、本道のみならず全国的な見地からも私学教育および高等教育の振興発展に果たした功績は顕著である。

▼山口祐正（学校法人原学園理事、苫小牧中央高校長）

　苫小牧中央高校の教諭、事務長、副校長および学校法人原学園事務局長を経て、現在は同校校長および同法人理事として、永年にわたり高校教育の充実と発展に貢献している。

　建学の精神である「信・望・愛」のもと、校長として卓越した指導力を発揮し、少人数教育の導入や特進コース・スポーツコースの設置など、生徒の得意分野に応じた多彩なカリキュラムを設け、生徒一人ひとりの可能性を拓く教育を実践し、地域社会やスポーツ界に多彩な人材を送り出している。

　また、道私立中学高校協会胆振支部長、道高校長協会私立部会胆振支部長を歴任し、本道の私学教育および高校教育の振興発展に果たした功績は顕著である。

(学校 2019-10-30付)