自治労北学労・札学労が定期大会 賃金・労働条件を守る 2020年度運動方針決定(関係団体 2019-11-08付)
あいさつする草刈執行委員長
第42回自治労北海道学校事務労働組合(=自治労北学労)定期大会・第46回自治労札幌市学校事務労働組合(=自治労札学労)定期大会が10月29日、札幌市民ホールで開かれた。「組合員の賃金・労働条件を守り、改善するたたかいに取り組む」ことなどを基本とした2020年度運動方針を定めた。
定期大会では草刈智執行委員長があいさつ。
学校事務の共同実施の課題などにふれ「共同実施組織の整備が、札幌市の子どもたちの教育環境向上に効果をもたらすとともに、私たちのワーク・ライフ・バランスを実現するものとなるよう、次年度からの全市拡大を成功に導くため、組合員の皆さんと取り組んでいきたい」と話した。
また、組織の団結力を強化するほか、持続可能な組合運動のために、本年度の組織運営の方針として仲間づくりにより重点を置いた運動を進めることを強調。「組合員同士の交流や新採用者・未加入者への声かけなど、普段からの仲間づくりの取組をより活性化することが、なにより重要なことと考える」と話した。
最後に「しっかりとした議論によって向こう1年の運動方針を決定し、“自らの労働条件は自らの手で”を合言葉に、私たちを取り巻く諸課題に対し取組を進めよう」と呼びかけた。
議事に入り、自治労北学労、自治労札学労の2020年度運動方針を決定した。
運動の基本として、①組合員の賃金・労働条件を守り、改善するたたかいに取り組む②札幌市の子どもたちの豊かな学びと育ちを支える環境の充実のため、政令市移譲後の人事交流試行および共同実施組織の全市拡大に向けて、「事務職員の在り方検討」に積極的にかかわり、多様な働き方、キャリアパスを確保し、誰もが自分に合ったワーク・ライフ・バランスを求めることができるよう、職の環境構築に取り組む③要求実現に向け、組織の強化拡大を推進し、人材・担い手の育成を図り、持続可能な運動体制の構築に取り組む―など7点を挙げた。
重点課題の一つとして、組合員のワーク・ライフ・バランス実現のため、定数の確保と適正な人員配置を求め、過度の業務負担や長時間勤務の縮減を図る取組を掲げた。
また、定年延長に向けた新たな人事給与制度の構築に向けて、取組を進めていくこととした。
新たな事務職員制度への対応として、共同実施組織については、子どもの豊かな学びと育ちを支える環境の充実を図るとともに、事務職員のワーク・ライフ・バランスを実現するためのものとなるよう、共同実施組織の運営方法や担当する業務の検討など、今後も組織整備に積極的にかかわっていく方針を決めた。
◆新委員長に草刈氏
自治労北学労と自治労札学労は、新執行委員長に札幌市立澄川西小の草刈氏を選任するなど、2020・2021年度役員を決定し、10月から新体制をスタートさせた。
10月29日の定期大会で報告した。
2020・2021年度役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽執行委員長=草刈智(札幌市澄川西小・新)
▽書記長=櫻田修(札幌市東山小・新)
▽書記次長=相髙将吾(札幌市中央小・新)
▽執行委員=横川翔太(札幌市本町小)
▽執行委員=遠藤優佑(札幌市上篠路中)
▽執行委員=佐々木啓祐(札幌市札幌中・新)
(関係団体 2019-11-08付)
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