道中　第５回理事研修会　決意と覚悟もち推進を　新沼会長が働き方改革で

（関係団体 2019-11-12付）

時間外勤務の上限４５時間を「実現しなくてはならない最低限の数字」と強調

　道中学校長会（新沼潔会長）は８日、ホテルライフォート札幌で第５回理事研修会を開いた。９月の第６１回研究大会空知・岩見沢大会の成果を報告したほか、次年度の函館大会に向けて、空知地区と函館市の校長会の合同研修会を開催。開会式で新沼会長は、学校の働き方改革の推進のため、教員の意識改革を呼びかけ「重大な決意と覚悟をもって働き方改革を進めていく」と述べた。＝新沼会長のあいさつは後日掲載＝

　開会に当たり新沼会長は、２年後に迫る中学校新学習指導要領の全面実施、主体的・対話的で深い学びへの教育の質的転換に向け、教員一人ひとりの意識改革と校長の役割の重要性を強調した。

　時間外勤務の上限を月４５時間などとする道教委の北海道アクション・プラン改定について、「今実現しなくてはならない最低限の数字」と指摘。

　特に、部活動改革が最重要課題とし、新しい教員のためにも、働き方改革に向けた教員の意識改革を呼びかけ「今このときを逃せば、これからの教育に未来はない。重大な決意と覚悟をもって働き方改革を進めていく」と述べた。

　つぎに、江差町立江差中学校の塩﨑弘明校長、旭川市立中央中学校の伊藤義晃校長、枝幸町立枝幸中学校の加賀誠校長が本年度道教育功績者表彰を受賞したことを紹介。出席した各受賞者が、受賞の喜びを発表した。

　議事に入り、和田正教事務局長が本年度業務全体について中間報告。９月に開かれた第６１回道中研究大会空知・岩見沢大会の成果を報告したほか、次年度に向けた業務や当面する学校経営上の課題について協議した。

　続いて、経営・研修・対策・情報の各部担当者が業務の推進状況を説明。本年度実施した教育課程に関する調査研究報告書の概要を報告した。

　このあと、空知地区校長会、函館市校長会の合同研修会を開催。来年度の函館大会に向けた引き継ぎを行った。

(関係団体 2019-11-12付)