教育プラン原案（２～６年度）　新しい時代生きる力を　１２月中旬にパブコメ　石狩市教委

（市町村 2019-11-20付）

　石狩市教委は、令和２年度から５年間を計画期間とする石狩市教育プラン（原案）をまとめた。「自ら学ぶ意欲をもって、主体的に社会にかかわり、新しい時代を生きる力を育てる」など３つの目標を設定。１２月中旬にパブリックコメントを行い、年度内に策定する。

　石狩市におけるこれまでの教育理念を継承しつつ、大きく変化する社会情勢に対し、市民一人ひとりが主体的に社会とかかわり、活力ある地域社会を創り出していくことができるよう、市の目指す教育の理念や方向性を明確にし、計画的に教育施策の推進を図るもの。

　計画期間は、２年度から５年間。毎年度、プランに基づく教育施策の実施状況、効果、課題などについて点検・評価を行い、その結果を翌年度以降の施策の展開に着実に反映させ、教育行政の推進に努める。

　基本理念を「自ら主体性をもって学び、可能性に挑戦すること、成長することに喜びを感じ、かつ思いやりをもって人とふれあうことに豊かさを感じ、協働によって未来の地域社会を担う市民を育む」と設定。

　基本目標として、①自ら学ぶ意欲をもって、主体的に社会にかかわり、新しい時代を生きる力を育てる②思いやりと豊かな心・健やかな体をもって、多様な人々と共に支え合う人を育てる③ふるさとへの愛着をもち、幅広い視野で新しい価値を創造し、活躍する人を育てる―の３点を据えた。

　各目標のもと基本方針を定め、目標①では「新しい社会で生きる力の育成」「学びを支える家庭・地域との連携・協働の推進」「学びをつなぐ学校づくり」、目標②では「健やかな成長を促す取組の推進」、目標③では「学びを生かす地域社会の実現」「ふるさとを学ぶ機会の充実」を掲げている。

　今後、１２月中旬にパブリックコメントを実施。市民からの意見を踏まえ、年度内の策定に向け準備を進めていく。

(市町村 2019-11-20付)