道生涯学習審議会センター部会　教育局の相談体制強化を　得た知識は職場へ周知

（道・道教委 2019-11-29付）

委員５人が出席した

　第１４期道生涯学習審議会第５回センター部会が２７日、札幌市内かでる２・７で開かれた。指導者の養成に関する各種事業について審議。委員からは、セミナーで得た知識を各職場にもち帰って周知する必要性や、各教育局で社会教育について相談できる体制を強化するよう求める声が上がった。

　道生涯学習審議会センター部会は、道立生涯学習センターの事業運営に関する専門的な事項を検討し、その結果を審議会に報告することを目的に設置しているもの。２年間で計６回の会議を計画している。今期５回目の会議には委員５人が出席した。

　開会に当たり、道教委の村上由佳生涯学習課長があいさつに立ち、審議会で挙がった各委員の意見を今後のセンターにおける各施策の推進につなげていく考えを示した。

　前回の議事録を確認したあと、指導者の養成に関する４つの事業を審議。

　事務局担当者が本年度開催した道社会教育セミナー、課題対応型学習活性化セミナーの成果を報告したほか、平成３０年度から令和２年度までを期間とした生涯学習推進専門講座の実施要領、来年２月１３日から２日間にわたって開催する地域生涯学習活動実践交流セミナーのスケジュールと内容を確認した。

　委員からは、「各セミナーにおいて、参加者だけでなく、得た知識をそれぞれの職場にフィードバックすることが大切」「各教育局単位で社会教育について相談できる体制を強化してほしい」などの意見が出た。

　続いて、９月中旬から１１月中旬にかけて実施した本年度調査研究事業の中間結果や２月下旬から４月上旬に調査した道民カレッジモニターアンケートの結果を報告した。

　また、約５年にわたり提供してきた生涯学習情報提供システムについて審議。「施設・機関情報」「資格・試験情報」「団体・サークル情報」「市町村人材ねっとナビ」の４つのデータベースをシステムが改修される来年１０月に削除する方針を固めた。

　今期最後となる第６回会議は来年１月下旬ころに開催する予定。

(道・道教委 2019-11-29付)