効果的な外国語活動とは　潮路小と寿都小で実践発表会

（市町村 2019-12-02付）

約４０人が参加した

　【小樽発】寿都町教委などは１１月中旬、潮路小学校と寿都小学校で外国語活動実践発表会を開いた。約４０人の教職員や教育委員会職員が参加。授業公開や研究協議などを通して、効果的な外国語活動の在り方について研鑚を深めた。

　潮路小と寿都小は、道教委が受託した文部科学省生徒の発信力強化のための英語教育強化事業「英語教育改善プラン推進事業」の研修協力校として、各校一人ずつ教員の加配を受け、英語担当教員を中心に研究実践を進めている。

　来年度の小学校における新学習指導要領全面実施などを踏まえ、外国語活動の授業の在り方を交流し、実践を深めるため、町教委と町小・中・高連携推進委員会コミュニケーション推進部会が協力して実践発表会を開いた。

　潮路小では、３年生の「Let’s　Try！１　Unit８　What’s　this?～これなあに？」の授業を公開し、髙松嵐教諭、三春弥生教諭、今泉はるか英語指導職員が指導。児童は目の前のものが何か尋ねたり、答えたりする表現を使ったクイズを体験した。

　寿都小では、５年生の「We　Can！１　Unit７　Where　is　the　treasure?～位置と場所」を竹林瞳教諭、八木啓太教諭、外国語指導助手（ALT）のショーン・マイヤーズさん、髙松温子教諭が指導。「どこにあるのかをたずねたり答えたりする言い方を知ろう」を課題に、英語での表現方法を練習し、宝物を探す活動などを行った。

　授業後は研究協議。道教育大学札幌校の内野駿介特任講師は「授業中に行うクイズは、教材だけではなく絵本や文房具等の身近なものを使うことによって、子どもたちの興味を引き付けられる」と助言した。

(市町村 2019-12-02付)