２年度中学校図書館司書配置　引き続き全９７校に配置　札幌市教委

（市町村 2019-12-02付）

　札幌市教委は、令和２年度も引き続き学校図書館司書を市内全中学校９７校に配置する予定だ。中学校での学校図書館の利活用の充実を図るもの。図書館資料を授業で効果的に活用できるよう、学校図書館司書が教科に関連する図書の整備のほか、教員への支援などに取り組む。

　市教委は、中学生の読書活動を推進し、読書への興味・関心を向上させるとともに授業における学校図書館の活用を充実させるため、平成２５年度に学校司書配置事業のモデル事業として中央区に学校図書館司書を１人配置。貸し出し冊数や人数が顕著に伸びるなど成果を上げていた。

　利活用の充実のため、２７年１０月から学校図書館司書配置事業を実施。学校図書館司書を５人配置して活動に取り組んだ。

　２８年度は学校図書館司書を１６人を確保し３０校に、２９年度は３４人確保し６０校に配置。３０年度は４７人を確保し８０校に配置した。

　本年度は学校図書館司書６４人が兼務も含めて９７校で活動している。２年度については本年度と同程度の確保を目指し事業を進める。

　学校現場においては学校図書館司書が学校の司書教諭や図書館ボランティアと協力し、図書館の環境整備を実施。また、各教科に関係する図書を整備するなど、図書館を利用する生徒が増加するなど事業の効果が表れている。

(市町村 2019-12-02付)