４定札幌市議会代表質問（令和元年１２月５日）

（市町村 2019-12-09付）

◆国の運用等踏まえ有効な取組か判断　教員の変形労働時間制

　５日、４定札幌市議会代表質問において、教員の変形労働時間制について質疑が行われた。　

　公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法（給特法）の改正案が４日、参議院本会議で可決し成立。令和３年度から、１年単位の変形労働時間制を学校現場に導入することが可能となった。

　１年単位の変形労働時間制について、長谷川雅英教育長は「学校現場にとって有効な取組であるかについて、今後、国から示される具体的な運用等を踏まえ判断する必要があることから、その動向を注視したい」と述べた。

　千葉なおこ議員（日本共産党）の質問に答えた。

◆関係機関と連携し多様化に応じた研修　特別支援担当教員の専門性

　５日、４定札幌市議会代表質問において、特別支援教育を担当する教員の専門性向上について質疑が行われた。　

　長谷川雅英教育長は、特別支援教育を担当する教員の専門性の向上に向け「大学や病院などの関係機関と連携するなどして、障がいの多様化に応じた研修内容の充実を図りたい」と述べた。

　森山由美子議員（公明党）の質問に答えた。

◆教材等を全面改訂、地域の担い手育成　防災教育の充実

　５日、４定札幌市議会代表質問において、地域での防災教育の充実と地域防災の担い手育成について質疑が行われた。

　市は防災ハンドブックや防災ＤＶＤ、小中学生向けの防災教育用教材などを通して、防災意識の向上に取り組んでいる。

　地域防災の担い手育成に向けて、町田隆敏副市長は世代の違いや地域のリスクに対応した防災教育に取り組めるよう、防災ハンドブックや防災ＤＶＤ、小中学生向けの防災教育用教材などを全面的に改訂する方針を示した。

　森山由美子議員（公明党）の質問に答えた。

◆期限付教員はじめ経験豊富な人材を　特別支援学級正規教員の採用

　５日、４定札幌市議会代表質問において、特別支援学級の正規教員の採用について質疑が行われた。　市教委は、豊富な経験を有する期限付教員をはじめ、多様な人材を確保するなどの目的から、本年度実施の採用検査から受検資格の年齢要件をこれまでの３９歳以下から５９歳以下に緩和した。

　長谷川雅英教育長は、市において特別な教育的支援を必要とする児童生徒が増加するとともに、障がいの状況や程度が多様化していることから「今後も引き続き、経験豊富な正規教員の採用に努めたい」と述べた。

　千葉なおこ議員（日本共産党）の質問に答えた。

(市町村 2019-12-09付)