新たに４項目を追加　石狩市教委が働き方改革推進計画改定

（市町村 2019-12-04付）

　石狩市教委は、市立学校における働き方改革推進計画を改定した。道教委のアクション・プラン改定に伴い、時間外勤務の上限を１ヵ月４５時間以内などと変更。市教委による学校サポート体制充実として「適正な勤務時間の設定」など新たに４項目を追加している。

　市教委は、平成３０年３月に市立学校における働き方改革推進計画を策定。計画期間は令和２年度までとしている。

　今回の改定は、道教委の学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」改定に合わせたもの。

　計画が目指す目標を「教員の在校等時間から条例で定める勤務時間等を減じた時間を１カ月で４５時間以内、１年間で３６０時間以内とする」と変更した。

　また、市教委による学校サポート体制の充実として、新たに①適正な勤務時間の設定②教育課程の編成・実施に関する指導助言③研修の精選・見直しと働き方改革に関する研修の充実④若手教員への支援―の４項目を追加した。

　うち、①では、市教委が各学校に対し児童生徒の登下校時刻や、部活動、会議などについて教職員が適正な時間に休憩時間を確保できるようにすることを含め、教職員の勤務時間を考慮した時間設定を行うよう指導助言を行う。

　④では、各学校において若手教員が得意とする分野の能力を積極的に生かすとともに、若手教員が１人で仕事を抱えていたり、悩んでいる場合には、管理職員などがいち早く把握し、若手教員が孤立することのないようにするなどの内容を盛り込んだ。

(市町村 2019-12-04付)