道教委が小学校教育課程編成協議会　指導と評価の一体化を　適切な編成・実施へ協議等

（道・道教委 2019-12-09付）

Ａブロックには３管内から１１０人が参加した

　道教委は２日から２日間、札幌市内の道第２水産ビルで令和元年度道小学校教育課程編成協議会Ａブロックを開いた。空知・石狩・後志管内の小学校教諭１１０人が参加。説明や協議などを通して、適切な教育課程の編成・実施の在り方を探り、指導と評価の一体化の必要性などを理解した。

　本道小学校における教育課程の編成・実施および学習指導上の課題や新学習指導要領の趣旨等を踏まえ、説明・協議を通して具体的な課題解決の方策を明らかにすること、社会に開かれた教育課程の実現に向けた教育活動など、適切な教育課程の編成・実施に資することがねらい。石狩教育局主管のＡブロックには３管内から１１０人が参加した。

　初日の全体会では、石狩教育局の眞田眞義務教育指導班主査が、学習評価の改善やプログラム教育など、新学習指導要領の全面実施に向けた取組について説明。本道教育の課題、新学習指導要領の趣旨などを踏まえ、適切な教育課程の編成・実施の在り方を探った。

　２日目は、総則、国語、算数、外国語活動・外国語、特別活動の５部会に分かれ、各教科等における主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善や、新学習指導要領の趣旨を踏まえた学習評価などについての説明、発表のほか、協議を行った。

　総則部会の参加者からは「自校の教育目標をもとにした資質・能力を３つの柱で整理することの大切さが分かった」「学校全体で、学習評価の在り方について、共通理解を図るための研修を行う必要性を理解できた」などの意見が挙がった。

　各教科等部会の参加者からは「学校で育成を目指す資質・能力を踏まえ、単元全体を見通して指導計画を作成する必要があることが分かった」「学習評価の基本的な考え方を理解し、指導と評価の一体化を進める必要があることを再認識することができた」などの声が寄せられた。

(道・道教委 2019-12-09付)