災害遺児基金寄付に謝意　札幌市が田中組に感謝状

（市町村 2019-12-24付）

山根局長（右）が松井執行役員総務部長（左から２番目）に感謝状を手渡した

　札幌市子ども未来局は２０日、同局局長室で災害遺児基金として３０万円を寄付した札幌市内の建設業者・㈱田中組（松村敏文社長）に感謝状を贈呈した。同社職員代表の野崎愉未さんが目録３０万円を市子ども未来局の山根直樹局長に手交。山根局長は「寄付金は有効に使いたい」と謝辞を述べたほか、松井智樹執行役員総務部長に感謝状を手渡した。

　田中組が有志で立ち上げた役職員交通遺児を守る会は、社会貢献の一環として「交通事故等で親を失った子どもたちのために役に立てたい」との思いから発足。役職員らから寄せられた義援金を寄付している。取組はことしで４５回目を迎え、累計額は約２０５０万円に上っている。

　贈呈式には松井執行役員総務部長ら３人が出席。山根局長は「長い間にわたる支援に感謝したい」と継続的な取組に謝意を示した。

　松井執行役員総務部長は「継続が一番大事。工事に当たって迷惑をかけてしまうため、これからも社会に恩返ししたい」と述べた。

(市町村 2019-12-24付)