札幌市内の全国体力等調査結果　小学校男女握力など全国平均超　５０ｍ走等　差が縮まる

（市町村 2019-12-25付）

全国体力・運動能力、運動習慣等調査　札幌市の結果（クリックすると拡大表示されます）

　スポーツ庁は２３日、令和元年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果を公表した。札幌市では、体力合計点について全国平均を下回ったものの、小学校男子の「握力」「ソフトボール投げ」、小学校女子の「握力」で全国平均を上回った。また、平成３０年度と比較し、小学校男女の「５０㍍走」や中学校男女の「持久走」「２０㍍シャトルラン」などで全国との差が縮まった。札幌市教委では来年１月中の教育委員会会議で調査に関する分析結果を報告する予定となっている。

　調査は、児童生徒の体力・運動能力の向上に関する施策の成果と課題を検証し、その改善を図るとともに、子どもの体力・運動能力向上に関する継続的な検証改善サイクルを確立することなどを目的として実施しているもの。

　札幌市では市立小学校の５年生１万４８４２人、市立中学校の２年生１万３０２５人を対象に調査した。

　体力合計点をみると、小・中学生男女とも全国平均を下回ったものの、種目別では、小学校男子の「握力」「ソフトボール投げ」、小学校女子の「握力」で全国平均を上回った。

　また、３０年度と比較し、小学校男女の「５０㍍走」や中学校男女の「持久走」「２０㍍シャトルラン」などで全国との差が縮まった。

　体格と肥満度に関する調査をみると、肥満傾向にある児童の出現率が上昇。特に小学校男子は全国平均を２・３ポイント上回る１３・３％となった。

　児童生徒の質問紙調査では、「運動やスポーツをすることは好き」という質問について小・中学生男女いずれも全国平均を上回った。

　市教委は調査にかかる分析結果について、来年１月中の教育委員会会議で報告する予定としている。

(市町村 2019-12-25付)