建設産業の魅力学ぶ　帯広農業高で説明会

（学校 2020-01-09付）

行政や民間事業者らが建設業の仕事について解説した

　【帯広発】帯広農業高校（二木浩志校長）で昨年１２月上旬、十勝建設産業の未来を考える会による建設産業に関する説明会が開かれた。農業土木工学科の２年生３６人が参加。行政や建設業の担当者がそれぞれの仕事内容を説明。生徒たちは真剣な面持ちで担当者の話に耳を傾け、建設産業に対する理解を深めた。

　同会は、開発局帯広開発建設部、十勝総合振興局帯広建設管理部、帯広建設業協会、十勝測量設計協会、帯広工業高校、帯広農業高で構成。建設業界と行政機関が個々に行っていた人材確保の活動を、教育機関である学校を交え、３者が連携して建設産業の担い手確保に向けた取組を進めている。

　発注官庁、建設会社、建設コンサルタントの担当者が講師となり、それぞれの仕事について説明。地域の様々な人たちとコミュニケーションを取りながらよりよいインフラ整備を考えていくことや、災害発生時にはいち早く現場に駆けつけて復旧に向けた調査や復旧作業を行っていることなどを紹介した。

　説明会後には、同会の女性部会メンバーと女子生徒が懇談する場を設置。十勝の建設業界で活躍する女性職員が集まり、建設業の魅力や職場の様子などを伝えた。

(学校 2020-01-09付)