三笠高調理部が全国優勝 高森教育長に生徒4人が大会報告 本道の食の魅力アピール (学校 2020-01-15付)
【岩見沢発】料理コンクールで全国優勝を果たした三笠高校(遠藤直樹校長)調理部の生徒が昨年12月中旬、三笠市教委を訪れ、高森裕司教育長に優勝報告を行った。2・3年生3人のチーム「MIKASAギャングスターズ」が第4回食の縁結び甲子園で最優秀賞を受賞し、1年生の畑山陽太君が第20回シーフード料理コンクールで農林水産大臣賞を獲得。MIKASAギャングスターズはエゾシカ肉を使用したどんぶりや三笠のメロンを使ったデザートなどを、畑山君は「エスニック風 鮭のザンギ丼」を披露し、北海道の食がもつ魅力を全国にアピールした。
昨年11月上旬、島根県松江市で行われた第4回食の縁結び甲子園のテーマは「地域を元気にする〓“縁結びどんぶり~汁・デザート付き”」。3年生の蛭田陸駆君、清水響君、2年生の寺村拓真君のチーム・MIKASAギャングスターズは、エゾシカ肉のどんぶりとシジミのお吸い物、三笠市のメロンを使用したデザートを考案した。大会当日はプレゼンテーションと調理を行い、審査を経て見事最優秀賞に輝いた。
昨年12月上旬、東京都内の服部栄養専門学校を会場に開催された第20回シーフード料理コンクールのテーマは「簡単に作れる私の一押し!ギョ(ご)当地ギョ(魚)料理」で、全国から1498作品もの応募があった。
畑山君の「エスニック風 鮭のザンギ丼」は書類審査を通過し、東京海洋大学名誉博士のさかなクンなどが行った実技審査で、おいしさや独創性、普及性が評価され最高賞の農林水産大臣賞を受賞した。
大会終了後、生徒4人が高森教育長を表敬訪問。蛭田君は、レシピ考案に当たって「北海道のエゾシカ肉を全国に広めたい」という思いで食材を選択したことを報告。火を通すと固くなりやすい性質のエゾシカ肉の調理に苦戦したが、タンパク質を分解する働きをもつ塩こうじに漬けることでやわらかく仕上げたことを伝えた。
チーム名の由来を問われた清水君は「三笠の名前を絶対に入れたかった」と思いを。清水君は「先輩方と一緒のチームで学ぶことが多かった」と振り返った。
畑山君は「試作を重ねるうちに先生方にアドバイスをもらってエスニック風にたどり着いた。1年生で、初めてのコンクールで受賞できたことはとても光栄」と喜びを語った。
このほか、将来の夢や目標などについて懇談。最後に、高森教育長は「続けることが素晴らしい結果につながる。皆さんの活躍から元気をもらう市民も多いと思う。一歩一歩成長して、どんどん大きくなって」とエールを送った。
(学校 2020-01-15付)
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