教育大札幌小の中島教諭公開授業など　大樹小が地域連携研修講座　深い学びを生む授業へ

（学校 2020-01-28付）

中島教諭が詩を題材にした授業を展開

　【帯広発】道教委の学校力向上に関する総合実践事業指定校の大樹町立大樹小学校（山下勇校長）は２３日、同校で地域連携研修講座「深い学びのある国語科授業」を開いた。十勝管内の教職員４０人以上が参加。道教育大学附属札幌小学校の中島大輔教諭による公開授業と講演を通じて、深い学びのある授業の在り方について理解を深めた。

　はじめに、中島教諭による４年２組（児童数２３人）の国語科「詩を楽しもう」の授業を公開。

　中島教諭は谷川俊太郎の『ことばあそびうた』に収録されている「うとてとこ」を題材に授業を展開。詩の序文である“うとうとうとう”など、全体像を一文ずつ明かしながら、詩句のあとにつながる文章を考えさせた。「“う”は鳥の“鵜”を指している」と伝えたり、音読をさせて詩のリズムに気づかせたりながら、児童たちに気づきを与えて授業を進行した。

　自由な発想で前の文章に続く詩を考えさせ、発表を取り上げてアイデアを認め合う授業を展開した。

　授業後、「深い学びのある国語科授業」と題して講演。国語科で子ども同士がかかわりながら深い学びを生む授業づくりを自身の実践を交えて紹介。参加者は、国語科の授業の在り方について知見を深めた。

(学校 2020-01-28付)