文科省教育課程研究指定校　２～３年度　富良野高に内定　シラバスや指導を工夫改善

（学校 2020-02-12付）

　【旭川発】富良野高校（川口宏明校長）は、文部科学省委託「教育課程研究指定校」事業の令和２～３年度研究指定校に内定した。研究主題「数学的活動を充実させ思考力、判断力、表現力等を育成する指導の実践研究～問題発見・解決の過程を踏まえた指導の工夫改善」のもと、シラバス、学習指導、学習評価の工夫改善に取り組む。現在、具体的な研究内容や検証方法などについて検討している。

　委託事業は、幼稚園、小学校、中学校、義務教育学校、高校、中等教育学校等の教育課程や指導方法などについて調査研究を行うもの。国立教育政策研究所が設定する研究主題に基づいて、学習指導の改善・充実や教育課程の基準の改善等に取り組む。

　富良野高は、全日制普通科の単位制高校。生徒一人ひとりの進路希望に合わせた科目や地域の教育力を生かした特色ある教育活動を展開している。

　今回、内定を受けた委託事業の課題教科は数学。

　研究主題のもと、２年度から２ヵ年計画で、シラバス、学習指導、学習評価の工夫改善を図ることを計画している。

　うち、シラバスの工夫改善については、高校学習指導要領解説に示された数学の問題発見の過程を意識した指導計画や学習指導案の工夫改善などを実施。その成果は、ルーブリックを活用した学習状況の評価や、生徒を対象にした授業評価にかかるアンケート調査などを活用して検証していくことを検討。

　今後、正式決定の通知を受け、６月には研究を本格化させる見込み。

(学校 2020-02-12付)