食に関する指導で東神楽町　全町共通の指導計画作成　小中通じたカリキュラムも

（市町村 2020-01-14付）

　【旭川発】文部科学省「社会的課題に対応するための学校給食の活用事業」の指定地域である東神楽町教委は本年度、町共通の食に関する指導の全体計画を作成する。食品ロスの削減、地場産物の活用を目指す学校給食メニュー開発の成果を反映。小・中学校９年間を通じた食育カリキュラムの作成にも取り組んでおり、いずれも年度内の完成を目指している。

　東神楽町教委は、前年度に同事業を受託。東神楽小学校を実践校とし、旭川大学短期大学部、名寄市立大学、ＰＴＡ関係者、栄養教諭などと連携し、食品ロスの削減を試みる学校給食メニューの開発に取り組んでいる。

　本年度は、野菜の調理工程を工夫し、廃棄量を従来の３分の２程度まで減少することを目標に設定。７月と１２月の廃棄量の調査結果を比較し、効果を検証することとしている。

　事業成果を踏まえ、本年度中に町内共通の食に関する指導の全体計画、共通指導案の策定を計画。小・中学校９年間を通じた食育カリキュラムの開発にも取り組み、年度内の完成を目指している。

　学校給食のレシピ開発では、規格外のかぼちゃをペースト状にして地元産小麦粉を使用した「かぼちゃパン」を開発している。

(市町村 2020-01-14付)