地元企業主催・町教委協力 働くことの意義学ぶ 大樹中・高生 札幌で職場見学(市町村 2020-01-14付)
生徒たちは職場訪問で様々な知見を得た
【帯広発】大樹町立大樹中学校(宮村孝雄校長)の生徒10人と大樹高校(青木祐治校長)の生徒9人は昨年11月下旬、札幌市内での職場訪問や工場見学などに参加した。大樹町教委の協力のもと、町内に本社を置く建設業・㈱エフリードが、道家庭教育サポート企業制度にのっとり行ったもの。生徒たちは札幌市内の様々な事業所を訪れ、経営者から直接働くことの意義などを学んだ。
道家庭教育サポート企業制度を締結するエフリードが、大樹町教委の協力を得て、制度の趣旨にのっとり、両校生徒を対象に、札幌市内の様々な業種の職場を見学する機会を提供した。
初日、生徒が札幌市に到着すると、エフリードが用意したバスに乗り込み、清田区方面に向かった。車中では、同社の藤江伸二社長が大樹町出身の経営者として講話。自身の経験から、時間の大切さや相手の表情の読み方など、経営に必要な考え方を伝えた。
続いて、協力する製造業・㈱アミノアップの工場を見学。工場の施設や研究所、同社で取り組むSDGs(持続可能な開発目標)の取組などを説明した。
引き続き、㈱すし善を訪問。同社の嶋宮勤社長から飲食業や寿司屋を営む上での心構えについて説明を受けるとともに、握りたての生寿司に舌鼓を打った。
このあと、市内の女性会社経営者などと懇談した。
生徒は「環境への配慮やグローバルなつながりを大切にし、未来を見据えた工場を見学できて、よい経験になった」「自分が得意なことを追究し続けると成功という道にたどり着けるということが勉強になった」などと話していた。
藤江社長は「子どもたちには勇気をもって地域の外で挑戦し、大樹町のよさにあらためて気付いてほしい」と期待を寄せた。
(市町村 2020-01-14付)
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