くらし支援コーディネート事業 対象地区の拡大検討 連絡体制を構築 札幌市
(市町村 2020-01-21付)

 札幌市子ども未来局は来年度、子どもくらし支援コーディネート事業について、対象地区の拡大を検討している。養育環境面の問題や子ども自身の発達・精神面の問題など、困難を抱える子どもや家庭を早期に把握し、必要な支援につなげるもの。学校や児童会館、民生委員など子どもにかかわる様々な関係者との連絡体制を構築する。

 平成28年の市子ども・若者生活実態調査から、困難を抱えていると考えられる世帯ほど、相談相手がいない、支援策の情報を得られていないなどの傾向にあることが確認された。

 このため同局は、30年8月に北区と東区でモデル的に事業を実施。子どもコーディネーター1人を派遣した。

 同年11月には、対象地域を白石区、豊平区、清田区、西区へ拡大し、子どもコーディネーターを2人増員。令和元年8月には対象地域を中央区、厚別区、南区、西区へ拡大し、子どもコーディネーターを2人増員した。

 現在、支援を行うコーディネーターを5人配置。1人が2区の10地区を担当している。

 来年度はさらなる取組の充実に向けて対象地区の拡大を検討する。

(市町村 2020-01-21付)

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