学び支援総合センター開設に向け　日本語支援で相談窓口　３年度試行　外国人対象　札幌市教委

（市町村 2020-01-22付）

　札幌市教委は、令和４年度を目途に開設を目指している学びの支援総合センターについて、来年度は外国人児童生徒の日本語支援に関する相談窓口について研究を進める。個別に特別な支援を必要とする児童生徒への相談・支援を総合的に行う体制を整備するため、職員体制のほか、相談や指導の在り方など、先進的に取り組む他都市を視察。調査研究の成果をもとに、３年秋ころを目標に日本語支援の相談を試行的に実施する。

　新学習指導要領では、障がいや不登校、日本語習得など特別な配慮を必要とする児童生徒への指導について明記されている。また、近年は不登校や外国人等の日本語習得など子どもの困りが複雑に絡み合う事例が増えていることから、障がいや不登校、日本語習得など、児童生徒を総合的に支援・指導できる体制を検討することとした。

　２年度は外国人児童生徒の日本語支援に関する相談窓口について職員体制のほか、相談や指導の在り方など、先進的に取り組む他都市を視察。また、外国人児童生徒の日本語支援に関する専門家から相談窓口に関する意見を伺う予定となっている。

　３年度の秋ごろを目標に日本語支援の相談を試行的に実施する予定。４年度を目途に学びの支援総合センターの開設を目指す。

(市町村 2020-01-22付)