札幌市　まなびのサポート事業　新年度も１０区４０会場で　週１回ペースで就学支援

（市町村 2020-01-23付）

　札幌市保健福祉局は、生活困窮者世帯の中学生を対象に実施している就学支援事業「札幌まなびのサポート事業」について、令和２年度も引き続き市内１０区４０会場で事業を実施していく方針。週１回ペースで支援していくほか、交流会なども引き続き開催していく。

　事業は、生活保護受給世帯および生活困窮世帯の中学生に対して、①学習習慣の定着を図ること②自己肯定感をもてるような居場所づくりを行う―の２点を目的に平成２４年度から実施。２７年度から、市内全区の児童会館など１０区４０会場で展開している。

　サポート体制として、有償ボランティアの大学生が、対象の中学生に個別に就学を支援している。

　支援は週１回ペースで行っているほか、保護者に対する生活相談、事業を活用した高校生との交流会などを実施することで高校進学への意欲や家庭学習の定着につなげるなど、今後も子どもが安心して過ごすことのできる居場所の提供を目指していく。

(市町村 2020-01-23付)