小・中在学の医療的ケア児―札幌市教委 希望校に看護師配置へ 調査進め2年度当初から(市町村 2020-01-27付)
札幌市教委は、次年度の小・中学校等に在学する医療的ケア児に対する看護師の配置について、希望校すべてに看護師を配置できるよう体制整備を進めている。看護師が痰吸引などを要する児童生徒に医療的ケアを行うもの。2・3月中に各校に看護師配置の有無を聴取するなど、年度当初から看護師を配置できるよう準備していく。
医療的ケアを必要としている児童生徒に対しては、資格を有した看護師のほか、保護者でなければ痰の吸引などの行為ができないこととなっている。
このため、市教委では、特別な教育的支援を必要とする児童生徒の教育の推進に向けて看護師を配置するモデル事業を平成30年度から実施。モデル校2校に看護師を配置した。
令和元年度もモデル校2校に看護師を配置。昨年11月からは看護師を配置する学校を拡大した。
来年度は希望校すべてに看護師を配置できるよう体制整備を実施。2・3月に各校に看護師配置の有無を聴取するほか、入学生や他都市からの転入生については随時配置希望について確認する。
また、現在週1回の看護師配置について、次年度は回数を拡充する方向で検討している。
(市町村 2020-01-27付)
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