札幌市内学校給食における食器　合成樹脂移行の答申承認　早ければ来年度から試行

（市町村 2020-01-24付）

　札幌市教委は２０日、第２回学校給食運営委員会本会議を開き、学校給食における食器の在り方についての答申案を承認した。現行の強化磁器食器を合成樹脂食器に移行する。早ければ来年度から試行段階に入る見通しで、近く長谷川雅英教育長に答申を提出する。

　市教委は平成３０年１１月、長谷川雅英教育長から強化磁器食器についての諮問を受けて１２月に専門の検討部会を設置。子どもたちに安全・安心で望ましい学校給食を提供するため、よりよい食器の在り方について様々な視点から議論を重ねた。

　また、児童生徒、保護者、学級担任および栄養教諭にアンケートを実施。食器の重量など低学年児童の負担軽減や調理員の作業負担軽減を求める意見を踏まえ、食器の中での負担度が高い丼について現行の強化磁器食器から合成樹脂食器を試行的に導入することを検討する答申案をまとめた。

　市教委は第１回学校給食運営委員会で答申案を報告。議論を重ねた上で、２０日に開催した第２回学校給食運営委員会本会議で承認された。

　早ければ来年度から、実施する校数を検討するなど試行段階に入る見通し。近く長谷川雅英教育長に答申を提出する。

(市町村 2020-01-24付)