江別市立小・中の校務支援システム　新年度から全校導入へ　石狩管内全市町村で完了

（市町村 2020-01-21付）

　江別市教委は令和２年度から、校務支援システムを市立小・中学校全校に導入する方針だ。小・中学校ＩＣＴ環境整備事業の一環。小学校から中学校への学籍などのデータの円滑な引き継ぎや校務の効率化を図ることで、教職員の働き方改革を推進する。江別市の導入によって、石狩管内ではすべての市町村教委で導入が完了することとなる。

　江別市以外の石狩管内各市町村では、石狩市で来年度開校予定の厚田学園、石狩八幡小学校を除き、すでに全校で校務支援システムを導入している。

　江別市は、平成２８年度から江別第二小学校、江別第二中学校の２校をモデル校としてシステムを先行導入。モデル校の成果を踏まえ、新年度すべての小・中学校で導入する見通し。

　学校や児童生徒に関する様々な情報をデジタル化し、教職員間で共有するシステムを構築することで、校務の効率化を図り、教職員の事務負担を大幅に軽減。教職員の働き方改革を推進する。

　新年度当初予算案に盛り込む予定で、６日までパブリックコメントを募集していた。

　今後は導入に向けた事務手続きや準備期間を経て、夏季休業中の８月をめどに各校で研修を実施。９月ごろからデータ入力などの準備を進め、令和３年度からの本格運用を目指す。

(市町村 2020-01-21付)