道教委が教員魅力ＰＲ動画公開　若手１２人　やりがい伝え　担い手確保へ道内外に周知

（道・道教委 2020-01-21付）

　道教委は、道内外の教員志望の大学生らを対象に本道における教員の魅力を伝えるＰＲ動画「北海道で先生になりませんか？」を動画投稿サイトＹｏｕＴｕｂｅで公開した。小・中学校、高校、特別支援学校の若手の教諭、養護教諭、栄養教諭１２人が出演し、子どもの成長を見取る教職の魅力、喜びややりがいを伝えている。今後、大学訪問など様々な機会を通し、道内外へ周知する。

　文部科学省の調査によると、国立の教員養成大学・学部における平成３１年３月卒業者・修了者の教員就職率は５８・４％となり、前年度より０・５ポイント減少。令和２年度道公立学校教員採用検査の受検倍率は、道・札幌市合わせて２・７倍と０・２ポイント増加したものの、２年連続の２倍台となっている。

　教員志望者の確保に向け道教委は、道内外の教員志望の大学生ら向けに教員の魅力を伝えるＰＲ動画を作成した。

　都市部から離島に至る道内小・中学校、高校、特別支援学校９校における若手の教員、養護教諭、栄養教諭１２人が出演。子どもの成長や変化、笑顔を間近でみとる喜びなど、教職の魅力や、やりがいを伝えている。

　また、「生徒に寄り添い、よい関係を築ける教員になりたい」「生徒の心をつかむことのできる授業が上手な先生になりたい」など、理想の教員像を紹介。教員育成指標の「北海道において求める教員像」を示している。

　今後、大学訪問などを通して動画の内容を道内外に周知。教員志望者の確保を図っていく。

(道・道教委 2020-01-21付)