全・定合わせ0・95倍 公立高入選の当初出願 道教委(道・道教委 2020-01-29付)
道教委は28日、令和2年度公立高校入学者選抜の当初出願状況を発表した。全日制・定時制を合わせた募集人員(有朋を除く)3万4300人に対して、3万2588人が出願。全・定合わせた平均倍率は、前年度を0・02ポイント下回る0・95倍で6年連続減少となった。
出願者数が募集人員に満たない全日制の学校・学科数は、普通科98校、専門学科1校1学科、職業学科58校100学科、総合学科11校。一方、倍率が1・5倍を超えた全日制学校・学科数は、普通科6校、専門学科2校2学科、職業学科5校9学科だった。
2年度の中学校卒業予定者数は、前年度(実数)より1426人少ない4万2571人。入学者選抜は前年度同様の222校で実施する。
募集人員(有朋を除く)は、全・定合わせて1480人減の3万4300人。
これに対し、出願者数は、1954人少ない3万2588人。全日制が1480人増の3万1608人、定時制が87人増の980人だった。うち、9090人(内数)の枠を確保している推薦入学には、全日制に3902人(同)、定時制に305人(同)が出願した。
全・定合わせた平均倍率は、前年度より0・02ポイント低い0・95倍となり、平成27年度から6年連続で減少。全日制が0・02ポイント減の0・98倍、定時制が0・04ポイント増の0・47倍で、推薦は全日制が0・04ポイント減の0・43倍、定時制が0・82ポイント増の2・77倍となった。
全日制の学科別出願状況をみると、専門学科では、理数学科の倍率が増加。専門学科の倍率合計は、0・08ポイント増の1・27倍となった。
出願者数が募集人員に満たない全日制の学校・学科数は、普通科98校、専門学科1校1学科、職業学科58校100学科、総合学科11校。普通科で6校、職業学科で5校16学科増加した。
一方、倍率が1・5倍を超えた全日制の学校・学科数をみると、普通科では、札幌国際情報、市立札幌平岸が1・6倍、札幌東、札幌西、市立札幌旭丘、市立札幌新川が1・5倍。専門学科では札幌啓成が1・8倍。旭川西が1・6倍となっている。
職業学科では、函館工業の電気情報工学が2・1倍、建築が2・0倍、釧路工業の土木も2・0倍などとなっている。
定時制で募集人員を超えたのは市立札幌大通の午前と午後のみだった。
有朋定時制では、募集人員160人に対し、18人減の29人が出願した。
出願変更は、きょう29日から2月4日午後4時まで受け付ける。
(道・道教委 2020-01-29付)
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