道教委がん教育支援連絡協議会　外部講師リスト改善へ　推進校以外での取組で意見

（道・道教委 2020-01-30付）

遠隔システムで接続して開催した

　道教委は２４日、道庁本庁舎と道内６会場を遠隔システムで接続し、第２回がん教育総合支援事業連絡協議会を開いた。事業推進校６校が実践を発表。協議では、がん教育の外部講師の活用促進に向け講師リストの改善・充実を図ることを確認したほか、推進校以外の学校でがん教育の取組を推進する方策について意見を交わした。

　文部科学省の委託を受け道教委が実施する「がん教育総合支援事業」の一環。連絡協議会の構成員、がん教育推進校の教員のほか、教育行政・医療関係者など約２０人が参加した。

　はじめに、藤田善治健康・体育課長があいさつ。中学校新学習指導要領でがんについて取り扱うことが明記され、移行措置となる来年度から全中学校でがんに関する学習を行うこととなるため「がん教育の一層の充実に向け、教員の理解の促進、外部講師リストの活用の促進を」と協力を呼びかけた。

　続いて、本年度の推進校である室蘭市立東明中学校、日高町立富川中学校、標茶町立虹別中学校、深川西高校、名寄高校、豊富高校の６校が実践を発表。

　うち、東明中の北野雄介教頭は、新学習指導要領への対応も含めた保健体育科の授業実践、外部講師による講話、校内掲示物による啓発などの取組と成果を示した。

　つぎに、外部講師リストの活用状況や今後の取組について報告したほか、「学校（教員）のがん教育に関する理解の促進」「外部講師リストの活用の促進」をテーマに協議。

　来年度、外部講師リストの活用の促進に向け、改善・充実を図ることを確認し、外部講師との連携の在り方、推進校以外の中学校でがん教育を推進するための方策について意見を交わした。

(道・道教委 2020-01-30付)