特セン　支援体制充実の２講座　２年度も開講へ　３月１９日まで申込受付

（道・道教委 2020-01-27付）

　道立特別支援教育センターは、令和２年度も「移動講座」と「教育相談担当者養成集中講座（小・中学校）」を開講する。本道の広域性を踏まえ、各地域における支援体制の充実に向けた取組。いずれの講座も申込受付は３月１９日まで。

　道教委が平成３０年３月に策定した特別支援教育に関する基本方針のもと、道内の特別支援教育の充実に向け、専門性の向上と人材育成の一環として開講するもの。

　各地域に相談員を派遣する巡回教育相談の実施期間中、巡回会場地を起点として実施することができ、複数市町村での合同開催も可能となっている。

　移動講座は、市町村教委の要請に基づいて、同センターで実施している研修講座や自主的コースの一部で構成する移動型の講座を各地域で開くもの。

　講座は研修ニーズの高い自立活動研修講座、教科等指導力向上研修講座、発達障がい専門性向上研修講座、授業改善コースの４種を用意。対象は教育関係者で、学校種は問わない。

　教育相談担当者養成集中講座（小・中学校）は、広域な本道で本人・保護者がより身近な地域において専門的な教育相談が受けられるよう、道内各地で教育相談を担当できる小・中学校の教員を育成するもの。主催は各市町村教委としており、同センターは市町村教委の要請に基づき、所員を講師として各地域に派遣する。

　講座内容は、①基礎研修Ⅰ（オンデマンド研修）②基礎研修Ⅱ（講義）③専門研修（主に巡回教育相談に同席）④ケース検討に関する相談・助言（主にテレビ会議システム等を活用して実施）―の４つ。巡回教育相談期間中は②、③を実施することができる。対象は、市町村教委教育長や小・中学校の推薦を受けた教員。

　①～④を受講することで修了する。２年かけて修了することも可能。同センターから修了証書が授与される。

　移動講座と集中講座によって、教員等の専門性向上や、教育相談を担当できる人材の育成を目指す。

　同センターは、各市町村教委においてより一層支援体制の充実を図ることができるよう、活用を呼びかけている。

(道・道教委 2020-01-27付)