カリキュラム・マネジメントの説明　盛り込む必要性を指摘　道産業教育審議会の建議案

（道・道教委 2020-01-27付）

最終となる第３回会合には委員１３人が出席した

　第２７期道産業教育審議会の第３回会合が２２日、札幌市内の道庁別館で開かれた。委員１３人が出席し、建議案を審議。委員からは、カリキュラム・マネジメントの説明文を盛り込む必要性を指摘する声が上がった。年度内に道教委に建議する予定。

　審議会は、道の条例に基づき設置したもの。本道の産業教育に関する重点事項の調査審議のほか、教育内容・方法の改善などについて建議を行う。

　第２７期の審議テーマは「これからの本道産業教育の充実方策について」。これまで２回の審議会に加え、未来の産業教育フォローアップ会議として代表者会議を３回、各分科会を計６回、学校訪問を３回実施し、議論を重ねてきた。

　今期最後となる第３回会合には、委員１３人が出席した。

　開会に当たり、道教委の藤村誠高校教育課長があいさつ。「専門高校が抱えている課題を整理し、その課題解決の方策について審議を行ってきた」とこれまでの審議内容を振り返り、それぞれの立場からのきたんのない意見を求めた。

　続いて、岡部善平会長（小樽商科大学教授）が「専門高校の生徒が大きな社会の変化に対応しながら夢と希望をもって学ぶことができるよう、専門的見地から意見をいただきたい」とあいさつした。

　議事に移り、事務局が建議案について説明したあと、各章ごとの建議の内容を審議。委員からは「学校の課題解決につながるようしっかりまとまっている」「カリキュラム・マネジメントについて誰でも分かるよう説明する文章を盛り込むべき」などの意見が挙がった。

　今後は、これまでの委員からの意見を踏まえて内容を精査し、年度内に道教委に建議する。

(道・道教委 2020-01-27付)