上士幌小・上士幌中の勤務時間管理　道費負担職員も対象に　タイムカード使用　町教委

（市町村 2020-02-12付）

　【帯広発】上士幌町教委は１月から、町立上士幌小学校と上士幌中学校の全教職員を対象とした勤務時間管理の取組を始めた。平成３０年４月から町費負担職員のみを対象としていたものを道費負担職員にも拡大し、タイムカードで管理。新年度に向け、町教委は様々な方法で学校における働き方改革を進めていく。

　昨年７月に改定された学校における働き方改革「北海道アクション・プラン」では、ａｃｔｉｏｎ３「勤務時間を意識した働き方の推進と学校運営体制の充実」の中で、「勤務時間を客観的に把握し、集計するシステムの構築」が盛り込まれている。各学校において勤務時間等の記録結果を踏まえ、職員の健康に配慮するとともに、一部の教員に業務が集中しないよう平準化や効率化の取組を推奨している。

　町教委は、学校における働き方改革「上士幌アクション・プラン」において４つの行動計画を策定。「本来担うべき業務に専念できる環境の整備」の項目では、小学校への専科教員などの配置や中学校における特別支援教育担当教員の配置、校務支援員の役割拡大などを進めている。

　「勤務時間を意識した働き方の推進と学校運営体制の充実」の項目では、一昨年４月から町費負担職員を対象にタイムレコーダーとタイムカードで勤務時間を管理。１月から、道費負担職員にも対象を拡大して実施している。

　町教委は、学校閉庁日の設定などと併せ、教職員に自らの勤務時間を意識した働き方を定着させていく考え。新年度予算に様々な取組を盛り込み、学校における働き方改革を強力に推進していく。

(市町村 2020-02-12付)