江別市が2年度予算案発表 教育費は25・7億円 全小・中に校務支援システム(市町村 2020-02-12付)
江別市は7日、令和2年度予算案を発表した。一般会計の総額は、前年度肉付け補正(6月)後と比べて2・6%減の450億1000万円。うち、教育費は6・6%増の25億6884万円で、一般会計に占める構成比は5・7%となっている。
新たに市内全小・中学校に校務支援システムを導入する小・中学校ICT環境整備事業を盛り込み(1月21日2面既報)、3806万円を措置した。小学校指導者デジタル教科書における外国語の新たな整備や国語・算数の更新のため、情報教育推進事業に8350万円を計上。また、待機児童の発生が見込まれる小学校区に新規クラブを開設することから、放課後児童クラブ運営費補助金に1億3513万円を積み上げた。
教育関連の主な事業はつぎのとおり。
▼自然・環境
▽環境教育等推進=335万円
ごみ減量体験講座、出前環境学校、夏休み環境学校など。
▼産業
▽「食」と「農」の豊かさ発見実践=379万円
農業体験学習等(小学生)、市内生産者などを招いた授業、地場産食材を使ったレシピコンテスト(中学生)。
▽地域発見魅力発信=457万円
子どもパスポートを近隣市町村と共同発行(新規)。
▼福祉・保健・医療
▽健康教育=112万円
喫煙予防教室(小学生)、生活習慣病予防教室(中学生)。
▼安全・安心
▽交通安全教育・啓発=976万円
交通安全教室や通学路街頭指導の実施。
▼子育て・教育
▽子ども医療費助成=1億8054万円
2年8月から、小学1~3年生の通院医療費、中学生の入院医療費を助成。
▽子ども家庭総合支援拠点運営(新規)=654万円
▽待機児童解消対策=1814万円
保育士等奨学金返還支援事業(新規)など。
▽情報教育推進=8350万円
指導者デジタル教科書の整備(新たに小学校外国語)、更新(小学校国語・算数)。
▽小・中学校ICT環境整備(新規)=3806万円
校務支援システムの導入(全小・中)など。
▽小・中学校学習サポ―ト=922万円
複数教員による指導(小・中)、長期休業中の補充的学習(小・中)、放課後の補充的学習(中)。
▽小・中学校外国語教育支援=3495万円
外国語指導助手の配置(10人)。
▽児童生徒体力向上=64万円
北翔大学の協力による朝運動プログラム(文京台小)、出前授業(5校予定)走り方教育の実施。
▽医療的ケア児支援=26万円
看護師3人の学校配置、協議会の運営。
▽スクールソーシャルワーカー=745万円
問題を抱える児童生徒への支援、学校・家庭・関係機関の調整。
▽放課後児童クラブ運営費補助金=1億3513万円
待機児童の発生が見込まれる小学校区に新規クラブを開設。
▽放課後児童クラブ運営=1614万円
▽特別支援教育推進=3828万円
▽特別支援学級生活介助=5556万円
▽学校給食=2億6593万円
▽小・中学校教育扶助=1億8560万円
▼生涯学習・文化
▽オリンピック・パラリンピック推進(新規)=100万円
パブリック・ビューイングの実施など。
▽セラミックアートセンター企画展開催=670万円
▽図書館運営管理事業=8325万円
▽図書館資料整備=2050万円
▼協働
▽市内大学等インターンシップ=32万円
市内大学の学生インターンシップ受入(3ヵ月間10人程度)。
▽学生地域定着自治体連携=355万円
学生の地域活動等と受入先とのマッチング支援、市内における学生の地域活動への参加支援など。
▽大学連携学生地域活動支援=42万円
市内4大学による地域活動に対する補助金(上限10万円)。
▽小・中学生国内交流研修=153万円
▽中学生国際交流=205万円
(市町村 2020-02-12付)
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