進路探究オリエンテーリング事業　新年度は開講講座拡充　中１・２年も引き続き対象　札幌市教委

（市町村 2020-02-13付）

　札幌市教委は、令和２年度の進路探究オリエンテーリング事業について、開講期間および講座回数等の拡大・拡充を目指している。本年度の拡大・拡充を踏まえ、参加者が増加傾向にあることから、来年度も引き続きニーズに応じた講座の実施回数・種類の拡大を目指す。また、中学１年生時に同事業を利用した２年生が希望に応じて再受講する制度についても継続して行うなど、職業体験の機会を増やしていく予定。

　市教委は、平成２５年度から同事業を開始。夏季休業中、中学１年生および１年生時に参加しなかった２年生を対象に、職業教育の専門機関である専修学校等において職業体験講座の受講機会を提供するもの。勤労観・職業観の早期形成を図ることが目的。

　同事業は動物・ペットトリマーなどの分野をはじめとした講座を前年度は８３講座８７コースで開講。本年度はe―sportsのプログラマー体験などのコースを新しく追加し、１０４講座１０７コースに講座数・講座内容を拡充。受講した中学生の数は８８４人から１２５０人に増加した。

　市教委は受講希望者数の増加やニーズを踏まえ、令和２年度も引き続き関係機関と連携し、講座の種類や実施回数、開講期間を拡大することを目指している。

　また、本年度に引き続き、職業体験の機会を増やし、将来への考えを深めてもらうため、中学１年生時に同事業を利用した２年生が希望に応じて再び受講する制度を継続して実施していくもよう。

(市町村 2020-02-13付)