９年間一貫した教育を　当別町が新教育大綱策定

（市町村 2020-02-12付）

　当別町は、令和２～６年度を期間とする新たな教育大綱を策定した。基本理念として、目指す人間像「社会を背負う、世界にも通用する“知・徳・体”を備えた人」の育成などを設定。学校教育に関する基本方針では、義務教育学校や併設型を基軸とした９年間の切れ目のない一貫教育を実践することなどを盛り込んだ。

　町は、平成２７年度に策定した現大綱の期間満了に伴い、今回、新たな教育大綱を作成。１月２２日に開いた総合教育会議で決定した。

　新大綱の期間は、令和２～６年度。基本理念として、①目指す人間像「社会を背負う、世界にも通用する“知・徳・体”を備えた人」の育成②幸せを実感できる生涯学習社会の実現―を据えた。

　また、「学校教育」「子ども未来」「社会教育」の３分野で基本方針を設定。

　学校教育では、夢や目標を自らの手で切り開いていける力、世界で活躍するためのツールとしての英語力、強い心と体など、世界に通用する人間となるための確固たる基礎をつくる方針を提示。

　義務教育学校や併設型を基軸とした９年間の切れ目のない一貫教育を実践することや、世界に通用する人となるための確固たる基礎をつくることを盛り込んだ。

　教育環境の整備として、義務教育学校設立やＩＣＴの整備を図る。

　子ども未来では、就学に向けた接続プログラムの充実や認定こども園との連携など保護者や地域と一体となった施策、幼児教育と義務教育の接続を図り一貫教育につなげるとした。

　社会教育では、入植以来１５０年の中で培ってきた町の文化や歴史を通じて、ふるさとを愛する心を育むこととし、地域の教育力を活用した学習支援や多様な体験活動の充実などを盛り込んだ。

(市町村 2020-02-12付)