五輪マラソン、競歩で札幌市　応援プロジェクト実施へ　沿道で声援　４月推進校募集

（市町村 2020-02-13付）

　札幌市教委と札幌市スポーツ局は、令和２年度オリンピック・パラリンピック教育推進事業において、応援プロジェクト「東京２０２０大会マラソン・競歩の応援に関する研究」を追加する。競技開催当日に児童生徒が沿道で声援を送ることによって、スポーツの価値や意義を実感し、主体的な態度の育成につなげるもの。１０～１５校の市立学校を対象とする予定で、４月上旬から研究推進校を募集する。

　事業は平成２８年度から実施。アジアで初の冬季五輪を開催した札幌市の歴史と伝統を踏まえた学習を通して、オリンピック・パラリンピックの理念を基盤に、他者との共生の思いをもちながら生涯にわたって運動やスポーツ、スポーツ大会の応援等に親しむ態度の育成を図ることがねらい。

　各校は、国や札幌市で作成したオリンピック・パラリンピックにかかる指導資料などを活用し、事前学習等に力を入れている。

　追加するプロジェクトは、８月開催の東京２０２０大会マラソン・競歩の実施に伴い、沿道での応援を通し、主体的な態度の育成やスポーツの価値、意義にふれる機会の充実を図る。

　研究推進校は、市立の小・中学校、高校、特別支援学校から１０～１５校程度選定する予定。市教委は、４月にも各校からの募集を受け付け決定する。

　なお、研究推進校がマラソンと競歩のどちらについて研究するかは、市教委が指定する。

(市町村 2020-02-13付)