道教委「教員インターンシップ」 教える楽しさにふれる 釧路明輝高生が愛国小で(道・道教委 2020-02-17付)
【釧路発】道教委は1月下旬から2月下旬にかけて、釧路管内で高校生を対象とした教員インターンシップを展開している。高校生に教員の魅力ややりがいを伝える新しい施策の一環として本年度初めて試行的に実施するもの。6・7日には釧路明輝高校の生徒2人が釧路市立愛国小学校を訪問し、授業補助や児童との交流などを通し、教えることの楽しさにふれた。
高校生が小・中学校でのインターンシップを通して、教員の職務、学校教育の内容、子どもとふれ合う楽しさなどについて理解を深め、教職に魅力を感じ、教員になろうとする意志をもって教員養成大学を志望することができるようにすることがねらい。
釧路管内では、釧路明輝高のほか、標茶高校、釧路江南高校、釧路湖陵高校の4校から生徒が参加している。このうち、釧路明輝高の2年生2人は6日から2日間、愛国小でのインターシップに参加し、様々な体験を積んだ。
はじめに、愛国小の種市文彦校長からインターンシップの心構えや過ごし方などについての話があり、2日間のインターンシップがスタート。1年3組と2年3組に配属された2人は、授業を観察したほか、休み時間に子どもたちと遊んだり、給食を一緒に食べたりして、久しぶりの小学校生活を楽しんだ。2日目の最終時間には、サプライズのお別れ会が開かれ、2人にとって貴重な経験となった。
釧路明輝高の吉田光利校長は「一段とたくましくなった2人の姿を見ることができた。今回の経験を今後の進路や将来の夢に向けて生かしてほしい」と期待。種市校長は「将来教員として活躍してくれることを願っている。できれば地元の教員として戻ってきてほしい」と話していた。
インターンシップに参加した古川巧都君は「子どもの目を見て話していると素直な気持ちが伝わり、自分に足りないものもみえてきた。教員になりたい思いが一段と強くなった」、桐涼葉さんは「あまり強い教員志望ではなかったが、インターンシップを通して絶対になりたいという気持ちが大きくなった。子どもたちからあきらめないで挑戦する気持ちを教えてもらえた」と目を輝かせていた。
この取組では、1月下旬に標茶高生が標茶町立標茶小学校、2月上旬に釧路江南高生が釧路市立昭和小学校をそれぞれ2日間訪問。今月20、21日には釧路湖陵高生が釧路市立清明小学校を訪れる予定となっている。
(道・道教委 2020-02-17付)
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