北海道学び推進月間　各地の取組　１２ 十勝教育局

（道・道教委 2020-02-18付）

◆発達段階を踏まえた授業改善の取組

　広尾町立広尾小学校は、「対話的・協働的な学習活動を通し、学びを深める子どもの育成」を研究テーマとして、全教職員が一丸となって授業改善に取り組んでいる。年度当初に実施した校内研修では児童の発達の段階を踏まえ、対話が充実し思考が深まる学習形態の工夫等について、全教職員で共通理解を図った。

　授業交流後の研究協議では、学びを深めるための指導の工夫を柱とした話し合いを行い、低学年の児童の実態を踏まえたワークシートの効果的な活用などについて成果がみられるとともに、資質・能力を育むための振り返りの時間の確保など課題が明らかとなった。

　今後、より一層の指導の充実に向けて、児童、保護者、教職員アンケートを実施し、結果分析を踏まえて、具体的な課題の解決に取り組んでいく。

◆主体的・対話的で深い学びがテーマ　連携型一貫校の取組

　連携型中高一貫教育を行っている鹿追高校、鹿追町立鹿追中学校および瓜幕中学校では、「主体的・対話的で深い学び」を研修テーマとした中高交流授業に取り組んでいる。

　昨年１１月１５日に実施した中高交流授業では、鹿追中、瓜幕中の生徒が鹿追高を訪れ、鹿追高の生徒とともに数学と家庭の授業に参加。

　研究協議では、中高の教諭がそれぞれの教科ごとにＫＪ法を用いた研究協議を行い、目標を踏まえた学習課題の設定方法や課題に正対したまとめの仕方など、授業改善に向けて活発な議論を展開した。

　今後も、中高一貫教育を生かした授業改善の取組を進める予定。

【北海道学び推進月間標語】＝敬称略＝

▼最優秀賞

▽切り開け　学びを通して　新たな自分（帯広市立帯広第四中学校３年･上野大和）

▼奨励賞

▽学び合い　みんなで上を　めざそうよ（士幌町立士幌小学校３年･田中英仁）

▽やってみる　わかるできるの　良い連鎖（帯広三条高校１年･佐藤鈴蘭）

▽勉強で　学んだ知識　宝物（中札内高等養護学校幕別分校３年･木村妃香利）

(道・道教委 2020-02-18付)