北海道学び推進月間　各地の取組　１１　オホーツク教育局

（道・道教委 2020-02-17付）

◆キャリア・パスポート　学習や生活の見通しと振り返り

　興部町立沙留小学校は本年度、児童が学ぶことと将来とのつながりを見通し、社会的・職業的な自立に向けて必要な資質・能力を身に付けることをねらいとしてキャリア・パスポートの活用に取り組んでいる。

　４月には、児童一人ひとりがこれまでの学習や生活を振り返りつつ、これからの自分の在り方を思い描き、得意なこと・長所、将来の夢などを記入した。

　４月以降も、学校行事や児童会活動、地域における活動等について、目標や取組の状況、成長したことなどをキャリア・パスポートに記録・蓄積していき、学校、家庭、地域で学んだことを振り返りながら、新たな学習や生活の意欲につなげている。

◆高校の道徳教育をテーマに公開研究会

　紋別高校は、本年度の道高校道徳教育の抜本的改善・充実にかかる支援事業の道東圏域における推進校として、全校で道徳教育に取り組んでいる。

　１１月２８日に開かれた公開研究会では、管外から８人、管内から２５人の教諭が参加。生徒が人間としての在り方や生き方を考える研究授業を行った。

　また、研究協議では、高校の道徳教育の改善・充実について意見を交換。参加者から「道徳教育を柱とした単元配列表が参考になった」「養護教諭がＨＲで多様な性について生徒に考えさせる授業は大変参考になった」などの声が寄せられ、学校の教育活動全体で行う道徳教育の実践に向けた具体的な取組が明らかになった。

　今後も研究を充実させ、生徒対象のアンケート等によって、取組の成果を把握するとともに、研究成果を広く発信し、高校の道徳教育の改善・充実を図っていく。

「北海道学び推進月間」標語＝敬称略＝

▼最優秀賞

▽学習は　未来へつなぐ　夢の橋（津別高校２年･井上颯斗）

▼奨励賞

▽ＴＲＹして　自分のかべを　乗りこえろ（北見市立若松小学校６年･藤原渓太）

▽積みあげよう　知識と努力の　ピラミッド（北見市立光西中学校１年･森實仁衣奈）

▽勉強は　未来のための　登り坂（津別高校２年･折手碧）

(道・道教委 2020-02-17付)