オリパラ事業ワークショップ 体験通し教育充実目指す 拠点校等から120人 道教委
(道・道教委 2020-02-14付)

オリパラワークショップ
講師の指導でボッチャに取り組む参加者

 道教委は10日、札幌市内の道立総合体育センターでオリンピック・パラリンピック・ムーブメント全国展開事業(北海道拠点)令和元年度北海道地域ワークショップを開いた。パラリンピックスポーツ体験や推進拠点校による実践発表などを実施。事業拠点校などから約120人が参加し、オリパラ教育の充実・発展を目指して研鑚を積んだ。

 道教委は、平成30年度に国のオリンピック・パラリンピック・ムーブメント事業を受託し、オリパラ教育推進事業を展開。これまでオリパラの精神や歴史を学ぶ学習、オリンピアンによる講演によって道徳的価値を学ぶ学習、参加国や地域の文化・言語、運動を通して、オリパラ教育を推進し、効果的な取組を発信してきた。

 ワークショップは、各学校において、オリパラ教育の考え方や実践例の紹介を通して、教員の理解を深め、本道のオリパラ教育の充実を図ることがねらい。

 拠点校の教職員など約120人が参加した。

 冒頭、健康・体育課の山城宏一主幹があいさつ。ワークショップを通して、「子どもたちがスポーツの価値や異文化、共生社会等について理解を深めるとともに、運動やスポーツへの関心を高めることができるよう、取組を一層充実させてほしい」と期待を寄せた。

 続いて、パラリンピック競技であるブラインドサッカーとボッチャを体験。ブラインドサッカーは、A―bank北海道の芳賀博信氏、ボッチャは道ボッチャ協会の満田つもる会長、樋口幸治事務局長が講師を務めた。

 このあと、日本体育大学の乳井勇二特別研究員がオリパラ・ムーブメント全国展開事業について、道教委健康・体育課の内海久主査が北海道地域拠点の取組について説明したほか、各拠点校が自校の実践を発表した。

 ワークショップ終了後、第2回オリパラ教育推進会議を開催。会議構成員、オリパラ有識者など5人が出席し、各学校においてオリパラ教育を効果的に推進できるよう、今後の事業の方向性などについて協議した。

(道・道教委 2020-02-14付)

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