新型ウイルス関連で各種通知

（コロナウイルス関連 2020-03-06付）

◆軽い風邪症状でも外出は控えて　文科省

　文部科学省は４日付で通知「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校、中学校、高校、特別支援学校における一斉臨時休業中の外出について（３月４日時点）」を各都道府県・指定都市教委関係課に発出した。

　①軽い風邪症状でも外出を控える②規模の大小にかかわらず、人と人が至近距離で会話する場所・イベントにできるだけ行かない―の２点に留意して指導するよう要請。一斉臨時休業中でない学校の児童生徒、休日等の外出についても同様の取扱いを求めた。

　また、新型コロナウイルスに起因するいじめ、偏見、ストレスなどの問題等に関する相談窓口（２４時間ＳＯＳダイヤルなど）を適宜周知すること、児童生徒の相談に応じ、必要に応じて養護教諭やスクールカウンセラーなどによる支援を行うなど、児童生徒の心のケアに配慮するよう求めている。

◆面談時間３０分程度　症状あれば延期を　臨休中の個別対応　道教委

　道教委は４日付で通知「臨時休業中における“個別の対応”について」を各教育局長、道立学校長、札幌市を除く市町村教委教育長に発出した。

　児童生徒や保護者による生活・学習面での来校相談、家庭訪問の実施方法を記載。留意事項では、保護者・児童生徒・教員に風邪などの症状がある場合は延期すること、面談時間を３０分程度にとどめることを挙げている。

◆保護者は不参加　衛生環境確保を　小・中卒業式の対応　道教委

　道教委は、４日付で通知「小・中学校における卒業式の対応について」を各教育局長、札幌市を除く市町村教委教育長に発出した。

　式典での保護者参加を取りやめ、児童生徒の障がい等の状況によって付き添いが必要な場合、小規模校で会場に十分なスペースを確保できる場合は可能とした。

　会場の留意点では、児童生徒同士の接触を極力避けるよう指導すること、十分な換気、清掃・消毒など衛生環境の確保に努めるよう求めている。

◆道立美術館等　１９日まで休館延長　緊急事態宣言踏まえ　道教委

　道教委は４日付で、各教育局長、道立学校長、札幌市を除く市町村教委教育長に対して、通知「道立社会教育施設等の休館期間の延長について」を発出した。

　鈴木直道知事が発出した「新型コロナウイルス緊急事態宣言」を踏まえ、図書館、美術館、博物館、ネイパルなどの道立社会教育施設等の休館期間について、１６日までとしていたものを１９日までに延長した。

◆発症や濃厚接触　要件に応じ定める　各種休暇の取扱い　道教委

　道教委は２日付で各部課長、教育局長、所管機関長に通知「新型コロナウイルス感染症拡大防止において出勤することが著しく困難であると認められる場合の休暇の取扱いについて」を発出した。職員に新型コロナウイルス感染症が発症した場合は病気休暇、職員またはその家族が濃厚接触者となった場合は職務専念義務免除とするなど、要件に応じた休暇の扱いを示した。

　発熱などの風邪症状がみられ、勤務しないことがやむを得ないと認められる場合は災害事故休暇とし、親族等においても同様に取り扱うことを記載。

　学校の臨時休業によって子どもの世話を行うために勤務しないことがやむを得ない場合も災害事故休暇とする。

(コロナウイルス関連 2020-03-06付)