臨時休業中の緊急的受け入れ　放課後児童クラブ利用を　旭川市がＨＰで周知

（コロナウイルス関連 2020-03-05付）

　【旭川発】旭川市は、小・中学校における臨時休業を受け、子どもを緊急的に受け入れることを市Ｗｅｂページで情報発信している。仕事を休むことができない、預け先がないなど家庭での保育が難しい保護者を対象に、放課後児童クラブと学校施設などを利用できることを周知。コロナウイルス感染症拡大防止の観点を踏まえ、臨時休業中の保護者の負担軽減を図っていく。

　旭川市教委は道教委の要請を受け、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るため、２５日までの間、市立小・中学校の臨時休業を決めた。

　これを受けて市は、仕事を休めないなど共働き世帯への影響を踏まえ、家庭での保育が難しい場合の対応として、放課後児童クラブ（公設８１ヵ所）や学校施設で緊急的に受け入れる方針を決定。未入会児童については特例的に利用要件を緩和し、入会申込を受け付ける。

　学校施設の利用は午前８時から９時までに、保護者同伴の上で通学校で受け付ける。児童は教職員らの見守りのもと、自習道具や本などを持ち込み、過ごすこととなる。

　ほかにも、民設の放課後児童クラブ１４ヵ所に対して開設を要請するほか、未設置校は子ども総合相談センター内で受け入れる。

　対象は小学１～６年生までで、保護者の送迎付。期間は２５日までを予定している。

　利用時間は、平日の学校施設は午前８時から午後零時まで、放課後児童クラブは零時から午後６時３０分まで。土曜日は放課後クラブのみの利用となり、午前８時から午後６時３０分までとなる。

(コロナウイルス関連 2020-03-05付)