新型肺炎関連で通知等

（コロナウイルス関連 2020-03-10付）

◆子の居場所確保へ児童クラブ活用を　道教委

　道教委は６日付で、各教育局長、道立学校長、札幌市を除く各市町村教委教育長に対して、通知「新型コロナウイルス感染症防止のための小学校等の臨時休業に関連した放課後児童クラブ等の活用による子どもの居場所の確保について」を発出した。

　放課後児童クラブおよび放課後子供教室、放課後等デイサービス、教職員の勤務協力における留意事項などを提示。うち、放課後児童クラブ等に関しては、学校の教室等を活用して放課後児童クラブが開設される際の留意点として、①円滑な運営に向けた体制づくり②感染予防対策③教員の勤務協力④連絡体制―の４点を示した。

　また、放課後児童クラブが設置されていない市町村における放課後子供教室の開設については、放課後児童クラブと同様に取り扱うよう呼びかけた。

◆子どものいる職員へ在宅勤務要領示す　教材作成・研究など　道教委

　道教委は６日付で、通知「新型コロナウイルス感染症のための一斉臨時休業期間における道立学校職員の在宅勤務実施要領について」を各道立学校長に通達した。

　対象は、中学校就学前の子どもまたは特別支援学校に通う子どもを養育する職員。対象業務は、家庭学習教材の作成、教材研究など。臨時休業期間における在宅勤務について必要な事項を示した。

◆健康維持が最優先　知見基づき予防を　学校教職員向けに道教委・佐藤教育長

　道教委の佐藤嘉大教育長は５日、新型コロナウイルス感染症に関する学校教職員向けのメッセージを発信した。

　佐藤教育長は、学校教育を支える教職員の健康の維持が最優先であることを示し、一人ひとりが新型コロナウイルスに対する正しい知見に基づいた感染の予防に努めるよう要請。

　自身や家族に発熱等のかぜ症状がみられる場合や学校の臨時休業等に伴い、子どもの養育を行う必要がある場合などには、積極的に特別休暇を取得するよう周知。時差出勤や今後示す予定の在宅勤務制度など、状況に応じた制度を活用するよう呼びかけている。

　さらに「今後、分散登校や来校相談など、新たな取組を進める」とし、引き続き児童生徒の心身の健康管理に留意するよう求めた。

◆心のケアなど１２点　政府に緊急提言　全国知事会

　全国知事会は６日、「新型コロナウイルス感染症対策のための学校の臨時休業等に関する教育および放課後児童クラブ等に係る緊急提言」をまとめ、政府に要請した。

　新型コロナウイルス感染症に伴う対策の推進に向け、５項目１２事項について提言。子どもたちの支援では、心のケアやスクールカウンセラーなど専門家の配置に必要な財政措置の実施、衛生環境では学校におけるマスクやアルコール消毒液などの必要数の確保などを求めている。

(コロナウイルス関連 2020-03-10付)