道まとめ　私立校の元年度体罰　前年度比３件減６件　場面は授業中が４件

（道・道教委 2020-05-15付）

　道は、私立学校における令和元年度の体罰実態調査結果をまとめた。体罰の発生件数は、前年度比３件減の６件。被害児童生徒数は、８人減の１０人となっている。場面は、授業中の体罰が４件で最も多かった。

　調査対象は、道内私立の小学校３校、中学校１４校、高校５７校（全日制５１校、通信制６校）、特別支援学校１校。

　元年度における体罰の件数は、前年度比３件減の６件。内訳は全日制高校４件、通信制高校２件で、小・中学校、特別支援学校での発生はなかった。

　体罰が発生した学校数は、３校減の５校。内訳は全日制高校４校、通信制高校１校だった。被害児童生徒数は、８人減の１０人。

　体罰時の場面は、授業中が４件で最も多く、放課後、部活動がそれぞれ１件だった。

　体罰の態様は「素手で殴る・叩く」が２件、「その他」が４件。体罰による傷害があったケースはなかった。

　体罰の把握のきっかけ（複数回答）は、児童生徒からの訴え、保護者からの訴え、教員からの申告がそれぞれ２件となっている。

(道・道教委 2020-05-15付)