札幌市教委　元年度の就学援助　７年連続で受給率減少　６８０人減１８１１７人

（市町村 2020-05-27付）

札幌市就学援助認定状況の推移（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、令和元年度の就学援助受給率をまとめた。就学援助を受けた児童生徒数は前年度比６８０人減の１万８１１７人。受給率は０・４６ポイント減の１３・６３％と、平成２４年度をピークに７年連続で受給率が減少している。

　札幌市の就学援助制度は、世帯収入などに合わせて児童生徒に年間１万３２３０円から２万７３１０円の学用品費などのほか、通学費や修学旅行費、給食費などを援助している。

　児童生徒数自体は昭和６０年度から減り続けているものの、就学援助の受給者数は平成５年度から２３年度まで増え続けていた。５年度は児童生徒数１８万３７３２人に対し、就学援助を受けたのは１万１２７０人で受給率は６・１３％。２３年度は児童生徒１３万６７１３人に対し２万４７６１人の１８・１１％となっていた。

　しかし、２４年度の受給率１８・１６％をピークに、２５年度は１７・７７％、２６年度は１７・１９％、２７年度は１５・７６％、２８年度は１５・２８％、２９年度は１４・７９％、３０年度は１４・０９％と、減少に転じた。

　元年度は、児童生徒数１３万２９２１人に対し、就学援助を受けた児童は前年度比４３０人減の１万１６４２人、生徒は２５０人減の６４７５人で、児童生徒を合わせた受給率は前年度比０・４６ポイント減の１３・６３％だった。

(市町村 2020-05-27付)