網走南ヶ丘高定時　初の取組　分散登校日に花壇づくり　センパフローレンス３６本

（コロナウイルス関連 2020-05-29付）

花をプランターに植える生徒

　【網走発】網走南ヶ丘高校（渡辺淳一校長）定時制は分散登校日の２５日、同校で花壇づくりを行った。生徒１６人が参加。放課後を活用して、校舎の周りをピンクのセンパフローレンスで彩った。

　本年度着任した竹内栄治教頭の発案による、定時制では初めての取組。竹内教頭は農業が専門で、「こうした活動を通じて、人と人とのつながりを大切にするとともに、生命の尊厳について理解してほしい」と趣旨を話した。

　東藻琴高校から購入したピンクのセンパフローレンスの苗を３６本用意。生徒たちは、一つ一つ丁寧にプランターに植えた。

　作業後、生徒は「夜の花植えは思ったよりも楽しかった」「植物に興味をもった」などと話した。

　渡辺校長は「生徒は自分の手で植えた花の成長を見守りながら毎日登校してほしい。翌朝、全日制課程の生徒がこれらの花々を見て、驚くとともに、気持ちが和む様子を見るのも楽しみ」と話していた。

　今後、青のネモフィラも植える予定で、竹内教頭は「学校から望むオホーツク海や大空の色で、校章にも使われている淡いブルーで飾りたい」と話している。

(コロナウイルス関連 2020-05-29付)