道教委　地域医療支える人づくり　医進類型に９校指定　協力校は札幌北など６校

（道・道教委 2020-06-05付）

　道教委は、本年度地域医療を支える人づくりプロジェクト事業における指定校・協力校を決めた。医進類型指定校として岩見沢東高校など９校、協力校に札幌北高校など６校を指定。各校は、高校生メディカル講座などを通して、将来の地域医療を支える人材育成に取り組む。

　地域医療を支える人づくりプロジェクト事業では、将来、本道の地域医療を支える人材を育成するため、医学部への進学を目指す道立高校の生徒に対して、地域医療の現状や医師という職業への理解を深める機会を提供。地域医療を担う使命感を育成するとともに、教育課程や指導方法の改善・充実を図ることで、進路希望の実現に向けた効果的な学習支援に努め、本道の高校教育全体の活性化を図る。

　指定校は、医学部への進学を目指す生徒に対し、きめ細かな学習支援を行うため、第２・第３学年の数学、理科、外国語等の授業で少人数指導を行う教育課程を編成・実施する「医進類型」を設置。医学等に関する講義・講演等を行う高校生メディカル講座などを実施する。

　なお、本年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から遠隔システムを活用した講義・講演の配信を検討している。

　毎年、関係機関と連携して実施している地域医療体験事業について、本年度は実施しないこととした。

　本年度の医進類型指定校には、前年度に引き続き、岩見沢東高、小樽潮陵高校、室蘭栄高校、苫小牧東高校、函館中部高校、旭川東高校、北見北斗高校、帯広柏葉高校、釧路湖陵高校の９校を指定。協力校には、札幌北高、静内高校、江差高校、留萌高校、稚内高校、根室高校の６校を指定した。

(道・道教委 2020-06-05付)