文科省 情報機器整備費補助金(6月1日付決定分) 道内交付は16・7億円 33自治体で3.7万台整備(道・道教委 2020-06-05付)
文部科学省は、公立学校情報機器整備費補助金(令和元年度補正、6月1日付決定分)を交付決定した。内定済みの道内115自治体のうち、33自治体に16億6700万円を交付。端末数は約3万7000台で、札幌市の約3万台を筆頭に富良野市の約1000台、登別市の749台などと続く。内定している残り82自治体や2年度補正分に関しても、7月以降、順次交付となる予定。
2年度第1次補正予算の成立に伴い、児童生徒1人1台の端末整備を目指すGIGAスクール構想の目標は、5年度から本年度に前倒しされることととなった。これによって、当初予定していた小学5・6年生、中学1年生以外の全学年の端末整備が本年度中に進むこととなる。
端末は定額4万5000円で、新規に整備・更新する際の費用を補助。リースも可能で差額が生じる場合は自治体負担となる。文科省は本年度内の申請を求めているが、翌年度に繰り越して補助することも可能としている。
文科省は、4月に公立学校情報機器整備費補助金(元年度補正分)を道・札幌市を含む道内115自治体に内定。うち33自治体に16億6700万円を6月1日付で交付決定した。
端末数は累計3万7020台で、札幌市が3万36台、富良野市が1011台、登別市が749台、森町が689台、長沼町が473台など。
内定した残る82自治体の交付決定も順次行う。
2年度補正分に関しても、全国の事業量を調査した上で7月以降交付決定する。
公立学校情報機器整備費補助金の交付決定額と整備端末台数はつぎのとおり(①端末数②決定額)。
▽北海道=①519②2339万円
▽札幌市=①30036②13億5162万円
▽美唄市=①81②364万円
▽名寄市=①435②1958万円
▽富良野市=①1011②4558万円
▽登別市=①749②3370万円
▽伊達市=①477②2146万円
▽松前町=①142②647万円
▽鹿部町=①103②472万円
▽森町=①689②3101万円
▽八雲町=①233②1053万円
▽上ノ国町=①181②814万円
▽寿都町=①120②550万円
▽真狩村=①97②445万円
▽共和町=①30②137万円
▽神恵内村=①15②68万円
▽仁木町=①158②711万円
▽長沼町=①473②2128万円
▽秩父別町=①58②261万円
▽沼田町=①39②175万円
▽鷹栖町=①127②571万円
▽増毛町=①52②238万円
▽天塩町=①130②596万円
▽浜頓別町=①133②610万円
▽利尻富士町=①120②550万円
▽滝上町=①25②114万円
▽興部町=①178②817万円
▽西興部村=①37②169万円
▽豊浦町=①43②193万円
▽日高町=①198②902万円
▽平取町=①89②408万円
▽士幌町=①112②504万円
▽中札内村=①130②585万円
(道・道教委 2020-06-05付)
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