道ふるさと教育等推進事業 実践・協力 各34校に 11月交流会は開催方法検討(道・道教委 2020-06-08付)
道教委は、令和2年度道ふるさと教育・観光教育等推進事業の実践校、協力校を決定した。実践校は夕張市立ゆうばり小学校など34校、協力校は34校。各校では「アイヌの人たちの歴史・文化等」「北方領土」「観光」のいずれかのテーマに基づく学習を推進する。例年11月に開いている実践事例交流会は、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、現在、開催方法を検討している。
道徳、総合的な学習の時間、特別活動などにおける「アイヌの人たちの歴史・文化等」「北方領土」の学習を取り上げたり、北海道の自然や文化、観光産業など教育資源を活用したりすることで、北海道について理解を深め、郷土への愛着や誇りを育むふるさと教育・観光教育の充実を図るもの。
アイヌの人たちの歴史・文化等または北方領土を選択した実践校は、道ふるさと教育指導プログラムを活用して地域の人材、施設、関係機関などの教育資源を活用した教育活動を行う。
観光の実践校は、本道の自然や文化、観光産業などの教育資源を活用した実践、道教委がまとめている観光教育の実践例や体験施設先を活用した教育活動などに取り組む。
本年度の実践校は、アイヌの人たちの歴史・文化等が夕張市立ゆうばり小など11校、北方領土が長沼町立長沼中学校など10校、観光が浦臼町立浦臼小学校など13校の計34校。
協力校はアイヌの人たちの歴史・文化等が奈井江町立奈井江小学校など11校、北方領土が江別市立江別第三中学校など14校、観光が新十津川町立新十津川中学校など9校の計34校となった。前年度と比べると、実践校、協力校いずれも1校の減となる。
事業指定校の教員が参加するふるさと教育・観光教育等実践事例交流会は、例年11月に札幌市内で開催しているが、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、開催方法を現在検討している。
令和2年度道ふるさと教育・観光教育等推進事業の指定校はつぎのとおり。
【アイヌの人たちの歴史・文化等】
▼実践校
▽夕張市ゆうばり小▽江別市いずみ野小▽留寿都村留寿都中▽白老町竹浦小▽平取町振内小▽八雲町熊石小▽奥尻町奥尻小▽旭川市神居東小▽豊富町豊富中▽中札内村中札内小▽白糠町庶路学園
▼協力校
▽奈井江町奈井江小▽千歳市祝梅小▽白老町白老中▽函館市旭岡中▽上ノ国町滝沢小▽士別市士別小▽初山別村初山別小▽美幌町東陽小▽幕別町白人小▽弟子屈町和琴小▽別海町中春別中
【北方領土】
▼実践校
▽長沼町長沼中▽恵庭市恵北中▽苫小牧市北光小▽新冠町新冠中▽函館市神山小▽占冠村占冠中央小▽湧別町湧別小▽清水町清水中▽厚岸町太田小▽標津町標津小
▼協力校
▽江別市江別第三中▽余市町東中▽伊達市光陵中▽えりも町えりも岬小▽森町尾白内小▽比布町比布中▽天塩町天塩中▽枝幸町目梨泊小▽網走市呼人小▽網走市呼人中▽鹿追町笹川小▽釧路市興津小▽浜中町散布小▽標津町標津中
【観光】
▼実践校
▽浦臼町浦臼小▽千歳市北栄小▽赤井川村赤井川小▽豊浦町豊浦中▽えりも町えりも中▽北斗市茂辺地中▽富良野市布礼別小▽小平町小平中▽斜里町知床ウトロ学校▽湧別町芭露学園▽浦幌町上浦幌中▽弟子屈町川湯中▽根室市落石中
▼協力校
▽新十津川町新十津川中▽当別町西当別中▽赤井川村赤井川中▽安平町追分小▽知内町知内小▽剣淵町剣淵小▽利尻町利尻中▽帯広市清川中▽中標津町計根別学園
(道・道教委 2020-06-08付)
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